fc2ブログ
今日、仕事中にふと考えたんですな。

「あいつ」と「こいつ」って、いったいどっちが強いのか?って。



もちろんここで言う「あいつ」も「こいつ」も、特定の誰かを指してるわけじゃなくて。

単純に「あいつ」と「こいつ」のガチの勝負で。

どちらもドラマティックな局面ではよく使われる言葉だと思うのだが、実際のところは果たしてどちらが上なのか?

と、まあそういうことだ。




俺は、同僚であり親友の刑事が入院している病院に来ている。


親友が、十年前に逮捕し先日出所した犯人。やつは親友に対する憎悪のみで獄中を過ごした。

出てきた犯人がまっさきに向かったのは、親友のもと。

そう、犯人は復讐を誓った親友に狂気の刃を向けたのであった。

腹を刺され、命は取り留めたものの、絶対安静の親友。

そして俺はひとつ懸念していることがあった。

刺された現場に残された親友の財布から、彼がいつも持ち歩いていた愛する伴侶の写真が無くなっていたのだ。

まさか、犯人のやつ、奥さんまで・・・?


病室をノックする俺。返事はない。

思い切ってドアを開ける。ベッドはもぬけのから、だ。

まさか!?

突然入る県警からの無線。俺は急いで院内を出て携帯を掛ける。

「どうした!?」

「大変です!拳銃が一丁持ち出されているんです!!許可も特におりてはいません!!」

---○○○!!---



これはもう、完全に「あいつ」の勝利だ。この局面はどう考えても「あいつ」しかないだろう。

もちろんこの後「俺」は、急いでタクシーを捕まえて警察手帳を見せながら同僚の家の住所を告げることになる寸法だ。




だいぶ遅くなってしまった。

よりによって今日の今日にこんな急な仕事が入るとは。

今日は俺の誕生日。

家で待つ彼女は何日も前から「当日はおいしいもの作って待ってるからね!」と言っていた。

付き合い始めたのは半年前。二人で過ごす誕生日は初めてなのに。

幸い、取引先への発注ミスが伝えられたのが昼前だったので、

彼女には「今日はだいぶ遅くなりそうなので、手料理はまた別の日にしてもらえないか。」と連絡することは出来た。

きっと今頃自分の家で眠っていることだろう。


腕時計が午前二時を指した頃、ようやく俺は家のドアノブに手をかけた。

皮靴を雑に脱いで、リビングのドアを開ける。

と、ここで異変に気付く。

電気の付いた部屋。テーブルにはところ狭しと並べられた料理。

そして、テーブルに突っ伏して寝る、彼女の姿。

俺の気配を察してか、むくりと起きる彼女。

「あ、お帰りなさい。遅かったね。ごめんなさい、ちょっと寝てたみたい。

本当は帰ろうかとも思ったんだけど、やっぱり初めての誕生日は当日に祝いたかったから・・・

あ、でももう日付変わっちゃったんだね。とりあえず、シャンパンで乾杯しようか!」

---○○○!---



ここはもちろん「こいつ」の勝利。ここで「あいつ!」が出てくるようであれば、そうとうの浮気症である。

二人は遅めの誕生日パーティーを楽しむことだろう。




てなことを考えていくと、正直キリがないんである。

漠然とどちらが上かを考えても、このままでは堂々めぐりなわけで。


で、すげえこと閃いたのよ。俺。

「ぬ」だ。これはもう仮名の王様「ぬ」に決めてもらうしかない。

どちらの方が「ぬ」にふさわしいか。これですべてが明らかになるはずだ。


まずは「あいつ」に「ぬ」だ。

あいぬ。アイヌ。

おお!きちんと単語になってる!これは「あいつ」一歩リードか!?


そして「こいつ」に「ぬ」。

こいぬ。子犬。

こちらも譲らず単語に!!これはわからなくなってきたぜ!


アイヌと子犬。どちらが上だろう。

猛々しさならアイヌに分があるだろうか。しかしながら子犬の愛らしさも捨てがたいところだ。

これは「ぬ」を持ってしても決着つかずなのか!?


ちょっと待てよ・・・?

アイヌ民族と言えば・・・ソリ!!

しかも・・・犬ゾりッ!!

もしや、この子犬が大きくなった暁には、アイヌの足となり働くのか!?

アイヌもまた、一日自分達のために働いた犬に、労をねぎらう意味で鹿の肉を!?

そうなのか?つまり、そういうことなのか??

つまり、ふたつはいがみ合う存在なのではなく、共存していくと!?

そういうことなのですね、「ぬ」!!


「ぬ」に判断を仰いでおいて良かった。

この鮮やかな「ぬ」裁き。さすがは王の器だ。

俺の勝手な想像で、無駄な争いをひきおこすとこだったぜ。

困ったときには、やはり「ぬ」と言うことだな。






「は~いみなさん、どうでしたか?気持ち悪いですね!長沢さんはいつもこんなことを考えているんですよ(ニッコリ)

ただね、みんなのおうちに毎回楽しい徒然が届けられるのは、長沢さんのこういう気持ち悪い発想があってこそなんですね。

みんなのお父さんやお母さんが楽しく徒然を読めるのも、全部長沢さんのおかげなんですよ~!

わかりましたか~!?はい、いいお返事です!

それでは今日の見学はこれで終わりです。

帰りにおみやげとして、みんなの生まれた日の徒然のコピーを持って帰ってくださいね~!!」






~かんそうぶん~

きょうは、つれづれをつくっているこうじょうにしゃかいかけんがくにいきました。

とちゅうでとなりのたかいわくんがおもしろいかおをしたのがおもしろかったです。

あと、こうじょうはたくさんのひとがはたらいていてたいへんそうだなとおもいました。

あと、こうじょうはたくさんのきかいがあってすごいなとおもいました。

あと、おひるごはんのときにたかいわくんがおもしろいかおをしていたのが、おぼえてます。

二ねんせいになってもたかいわくんといっしょがいいなあ。とおもいました。





それって、どちらかと言えば、

「社会科見学」っていうか、

「たかいわ見学」だし。




うん、ごめん。

自分でも途中からナニが書きたいのかさっぱりわからなくなってたわ。

スポンサーサイト



Secret

TrackBack URL
→http://fourtomorrow.blog26.fc2.com/tb.php/464-fd0ee472