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先日出演した、盟友アウトオブスタイルの企画。


アウトブはメンバーが一人増えて、そのお披露目会の意味も込めたライブだったんだけど。

名刺代わりなのか、来た人はわかると思うけど、彼等の最新音源が一曲入ったCD-Rが配布されまして。

今日の日記のタイトルは、企画名であり、その曲名でもあるんですけど。



家に帰って、歌詞を読みながら、封入されていたヤナギのライナーを読みながら、音源を聴いてね。

正直、グッときてしまって。

その感情がなんなのか、自分でもよくわからないんですけど。

「グッとくる」としか言いようのない、妙な感情。

しいて言えば、彼等に対する共感、なのかもしれないけど。



10年って、永遠とも言えるし、一瞬だったとも言える。



「十年前の今日の俺」は、数ヶ月後にSIDEGORIの山岡君からバンドに誘われるなんて思ってもいなかっただろう。

ましてやそのバンドが十年近く続くことになるなんて。


歳をとっていくにつれ時の流れが早く感じるのは、

その時間が、自分の人生に対して比率が小さくなっていくからだ、って聞いたことがあるんだけどさ。

例えば、十歳の俺の10年は人生の全てであるけれど、もうすぐ三十路の俺にとっての10年は、人生の三分の一に過ぎないわけで。


改めて考えると、この十年はやっぱり俺にとってもあっと言う間に過ぎていった気がする。

そして同時に、この十年にあった様々な事を思い出して、永遠のように永かった、とも思うわけだ。


二十代の全てを費やしたこのバンドの様々な出来事。

何人かの女性を好きにもなったし、失恋もした。

車を運転出来るようになったし、お酒もちょっとは呑めるようになった。

友達が結婚したり、なおかつその友達に子供が出来たりもした。

大袈裟ではなく、友達(知り合い、ではなく、友達)が百人は増えた。


一瞬で駆け抜けてきたと思える10年も、振り返ってみると十歳の頃に感じた10年と、

もしかしたらそんなに変わらないのかもしれないなあ、と。

アウトオブスタイルの曲を聴いて、そんなことを気付かされたように思う。


そんな中で、ふと思い出したことがあって。

高円寺のマックで藤木(FIFTHWHEEL)に紹介されて、ヤナギとハリー(もちろんアウトブ)に出会ってから、おそらく二、三年後の話。

俺にこの10年で起こった、唯一の大きな怪我の話。




たしか俺が22だか23だった頃だったと思うんだけど。

その頃の俺も、今と変わらず引っ越し屋で。

毎日のように、知らないやつの冷蔵庫だとかベッドだとかを運んでいたんだけどさ。


ある日の一件目の客の荷物を積んでいるときにね。

ちょっとした不注意で、自分の足にお客さんのテーブルを落としてしまって。

テーブルっつってもさ、安い雑貨屋なら千円で買えるような、小さな木製のものだったんだけど。

左足の親指を直撃したテーブルは、そんなに小さくても俺を悶絶させるには充分だったらしくて。

あまりの痛さに、その場にうずくまってしまったんだけども。


靴下を脱いで確認したらさ、爪の内側が血で滲んでて。

もちろん悶絶するくらいだからすげえ痛かったんだけどさ。

かといって、見た感じ大したことないし、この程度の怪我で「仕事が出来ません!」なんて会社に連絡するのも格好悪いし。

とりあえず今日は気合で乗り切るしかねえなあ、なんて思ってそのまま荷物運んでたんだけどさ。


そんな日に限って、階段で四階を降ろしたりする仕事があってさ。

トラックを運転してても、左足でクラッチを踏む度に激痛が走るし。

結局その日の仕事が終わる頃には、左足の親指が倍くらいに腫れあがっちゃったんだよね。

仕事を終えて、さすがにこれはただ事ではないだろうと思って、近くの救急病院へ行きました。


病院に行ったらさ、今日は他にも患者がたくさんいるんで診ることが出来ない、と。

時間が経つにつれ増していく痛みもあって、「今の俺は救急じゃねえのかよ!」って憤ったりもしたんだけど、

別の病院の電話番号を教えてもらったんで、とりあえずそこに連絡してみました。


そこもまたひどくてさ。

最初に出た看護婦に状況を説明したんだけど、その人じゃわからないからってお医者さんに電話を替わられて。

けっこう長いこと保留されて替わったその医者にまたイチから説明。

恐ろしいことにその医者、「ちょっと僕じゃわからないから。」ってまた別の医者に替わる、って。

で、再び保留で待たされて。

三人目の医者に再度状況を説明したところ、「うちじゃ今日は無理ですね。」って。


殺意、だよね。完全に。

最初の看護婦の時点で言えよ、と。

三度も怪我の状況説明させられて、それでも診てくれるならまだしも、お払い箱って。

怒りと絶望のコラボレーションですよ。


でね、最終手段で。

昔付き合ってた、所謂「元カノ」が看護婦だったんだけど。

当然最初にその子に連絡しようとも考えたんだけどさ、当時俺には付き合ってる女の子がいて。

前の彼女に連絡とるなんて、今の彼女がいい気するわけないだろう、と。

そんなわけで救急病院に駆け込んだんだけどさ、この有様。

背に腹は代えられないだろうって事で、前の彼女に連絡しました。


コネクションとでも言うんでしょうか。

その彼女が医者に口をきいてくれて、けっこう遅い時間にも関わらず診てくれるってことになって。

その医者がいけすかないやつだったということを差し引いても、彼女共々、心から感謝したよね。


で、その場では応急処置にとどまって。

おそらく骨が折れているので、明日にでも専門の医者に診てもらったほうがいい、と。

俺の家の近くで、その分野では界隈で有名だという医者を紹介してもらいました。


結果的に言うと、噂に違わずいいお医者さんで。

技術的なことに関して言えば、まったくわからないですけどね。

ただ、治療で痛かったりすることもなかったし、なんの滞りもなく左足の親指は回復に向かったし。

なにより、そのお医者さんの物腰の柔らかさ。

前日に診てくれた医者のいけすかなさとはうって変わった、誠意のある対応。

怪我をして不安な俺を安心させてくれる丁寧な説明の数々に、感動すら覚えたわけなんだけども。

恩人、と言っても過言ではないだろうね。





今でも昨日の事のように鮮やかに思い出す。

そのお医者さんと初めて会ったときの事。

きっとこれからも、忘れる事はないだろう。




応急処置で施されたギブスの足で、診察室に入って。

後ろ向きに椅子に座るその医者。

柔らかな物腰で「どうしましたか?」と俺に訊ねながら、椅子を回転させてこちらを向いて。


現れたのは、穏やかな顔つきの、初老の男性。

人生の酸いも甘いも知りつくして、それを経てなお、俺を包んでくれる優しい顔。



そして、目に飛び込んできたのは。

その初老の男性の、左足の膝から下を全て固定する、



ギブス。






って、

お前の方が重傷かよッ!!!


「いやあ~、スキーが趣味なんですけどね。先日、こけちゃいましたよ!ハハハ!!」

って、ハハハじゃねえよッ!!






世界広しと言えども、なかなかいるもんじゃないですよ。

「ことわざどおり」を見たことある人って。


猿が木から落ちるのは見たことないですけど、

不養生の医者、ってのは見たことありますからね、俺。
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今週末に、マイメンNOGIO ANGEL(ICECREAMMAN)企画で
お花見ライブに一人演奏で参加します。

振る舞い酒あり!飛び入りあり!やんややんやあり!
てわけで、お近くの方、時間ある方、花粉症の人が外で歌うとどうなるか見たい方、
ぜひぜひご来場ください。

日時:3月28日土曜日
時間:お昼開始(何時だ?僕は12時頃に行きます。)
場所:和田堀公園(井の頭線西永福駅徒歩15分)
地図:ここをクリック!クリック!
出演:
ICECREAMMAN
BONJOUR-my space
The Bad Spellers-myspace
HELLO HAWK-my space
LOST CHILD-my space
T.V. not January-my space
The Weddings-my space
恋はもうもく
野中康平
やまおかひろき

しかしあいかわらずGOODなメンツ!
しょぼくてごちゃごちゃしててビールにあう!メンバーです。
わっしょいわっしょい行きましょう!


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アルバムでていろんな人がいろいろ言ってくれる。
今日は夢みたいなことが起きた!
本当に興奮してしまったんだ!!!!

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大合奏会のことをいろいろ考えてる。
今日FOLLOW UPのりょうすけくんのインタビュー読んで、素直に感心した。
夏休みの旅行を計画してる、暑いアジアの道端でビールを飲むんだ。
Peoole I Loveて曲はウガンダでアコギで作ったんだよ。
あーしたぼくらはー、なんつって。
沖縄は本当にすばらしくて、花嫁とその友達と歌って踊ってダンスして、
お兄さんはいつものように鯨飲して酩酊の酩酊でした。
じーちゃんと首里城に行く。
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私信
>ばーそん
教えてくれた食堂行ってきました、むちゃくちゃよかたから!
両親、じーちゃん大興奮!!
俺、長年の理想の色紙で大興奮したから!!!!
写真撮ってるのじーちゃんに見られたから!!!!
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03/20/2009    脱却。  長澤著。
プクプク・・・

ボゴボゴボゴ・・・

ザバーーン!!



「ブハァッ!!死ぬかと思った!!

記録どうだった!?

え?二週間近い!?そんなに??

それって、新記録じゃん!世界新じゃん!!」






ということで、ここをほったらかしにしてた間、「水中息止め」に挑戦してました。

二週間ぶっ続けです。飯も食わずに、水中。

おかげさまで、ギネス級の凄い記録を出すことに成功しまして。

身体全体で潜っていたため、手のひらがしわしわです。



いや、もちろん嘘です。





小粋なアメリカンジョークはさておき。

ここ何か月は、目に見えて更新が減ってましたけど。

さすがに二週間は今までで初かもしれませんね。

どうもお久し振りです、二コールキッドマンです。


って、それ、「マン」ってついてるけど、女だからッ!!


改めまして。

あまりに久し振りの更新のため、ボケ方もツッコミ方もさっぱり忘れてしまった、長沢です。

翼の折れたエンジェルです。




さてさて、この二週間いろいろあったわけですが。

インタビューうけたり、仕事が忙しかったり、久し振りに第二の故郷に遠征したり、

某フライデーを引きちぎったり、髪を切ったり、ラジオの収録をしたり。


これだけいろんな事があったわけですから、書くことないわけがないんですけど、

なんとなくここをほったらかしてしまっていました。

ここをチェックしてくれてる皆さんは、俺の事、「死んだ?」と思ってたかもしれませんね。

全盛期のZARD、もしくは大黒摩季ばりの出てこないっぷりでしたからね、無理もないでしょう。


この通り、生きてますから。

今までとまったくおんなじ生活送ってましたから。


毎日のように誰かの引っ越しして。

たまにライブなんかやっちゃって。

休みに買い物行ったりして。

クラブでナンパした女の子と、その日のうちに夜の帳にしけこんで。

後日連絡があったときに、「一回寝たくらいで、彼女面してんじゃねえよ。」ってクールにきめたりして。

もうホントに、イヤになるほど普段通りです。



つまり、今までと変わらない生活にも関わらず、ここは更新していない、と。

これってひょっとして、世間で言うところの「スランプ」ってやつなんでしょうか?

たまに、だんだんペースが落ちてきてフェードアウト的に消えていくブログとか見ますけど、

これってそういうことなんでしょうか?

何を隠そう、今日のこの日記も、「とりあえずなんか更新しないとなあ」的に綴ってるんですけどね。



明日発売になる我々のファーストアルバム。

是非とも皆さんにはお買い求めいただきたいと思ってるわけですが。

販売店舗によって、それぞれ特典が付くんですけど。

吉祥寺のtoo smell recordsでは「ラジオのフォートゥモロー」が特典でして。

その収録が先日あって、収録前に赤石(toosmell・PASTAFASTA)と徒然の話になったんですよ。


赤石曰く、俺の徒然だと親父の話が一番好きだ、と。

そんでもって、徒然の話って、全部実話なんですか?と。


前にも書いたけどさ。

ここで書く「身の回りに起こったネタ的な話」さ、全部リアルだから。

嘘ついてまで更新しようと思わねえから。

自分の名誉の為にも、そこはきちんと言っておいたんですけどね。




で、思ったんだけどさ。

スランプ、なわけじゃん?

今の俺って、所謂スランプなわけでしょ?

プロのスポーツ選手なんかはスランプになると、今までに無かったこととかして、別のスイッチ入れたりするじゃないですか。


だったら俺も、今までにないことしようじゃないかと。

嘘のひとつでもついてみようじゃないかと。


というわけで、前フリがだいぶ長くなりましたが。

ヒントをくれた赤石に恩返しのつもりで、親父の話を、嘘を交えてお届けします。





親父の血圧が高いというのは前にも書いたと思うんですけど。

どうも体調が悪い、ってんで最初に病院にいった時にね、

もしかしたら脳が縮小する病気かもしれない、みたいなことを言われたらしいんですよ。

で、検査を受けたらしくて。

その結果が出て、今日病院に行ってきたそうです。


俺が仕事から帰ってくると、いつも通り親父はテレビを見てたんですけど。

夕食を食べながらの俺に、さっそく親父が検査の結果を報告。

とりあえず、懸念されていた病気は大丈夫だ、とのこと。

そいつは良かったね、なんつって一安心して。


で、最初に病院に行ったときに医者から、「毎日血圧を測って、記録するように」って親父は言われてまして。

もう数週間、朝夕に一回ずつ血圧の測定をしてるんですけど。

心配されていた病気はなかったものの、計測は続けるべきなわけで。

親父がおもむろに血圧計を取り出して、今日の夜の分の計測を始めました。


で、うちの親父はこの季節、家にいるときはガウンを着てるんですけど。

血圧計は腕に巻くわけですから、ガウンの上からだと正確な数値が出ない可能性があるわけですよ。

「じゃあ今日も測っとこうかな。」なんつってガウンを脱いだんですけどね。

親父がガウン脱いだらさ、




TシャツがCaeser Sozeだから!!!

前にも書いたけど、俺のだから!!!

ぬかに漬けたきゅうり、鼻から出そうになったから!!!






とりあえず手近なところで、メンバーから拝借。

違うから。

パクリじゃなくて、あくまでもオマージュだから。
03/19/2009    OKINAWA *山岡書いた
初めて沖縄に来てます。
父親と、母親と、じいちゃん(from 三重)と。
感じたこととかはまた別の機会に書きます。

昼過ぎに沖縄の空港に着いて、みんな
「お腹がすいたね」
と。

で、俺は提案しました。
ずっと行きたかった「沖縄の隠れ名店いえばココ!!」

空港食堂に行こう!」と。
いくつかの信頼できる情報筋から仕入れていたわけで。

皆の同意を得て
店に入って
食券買って
「沖縄そば」頼んで
「おいしいおいしい」
なんつって食べて
食べ終わって
「あー、旨かった!あついあつい!」
て親父が言いながら、シャツを脱いだら


TシャツがCaeser Sozeだから!!!
前にも書いたけど、俺のだから!!!
そばが鼻からでそうになったから!!!




金曜日だから、仲いい人の送別会も込めてて。
さんざ飲んでグダグダでついさっき帰宅して。

玄関に、2つの、ちいさいけど
ずっしりと重たいダンボールがあって。
開けて、プレイヤーにすぐ突っ込んで。
その詳細を細かく読んで。

僕は本当に涙がでたんだ。

野澤くんの解説から撮ってもらった写真から歌詞まで。
ほんとうに。
酔っぱらってるけど聞きながら本当に。




みんなの生活の中の瞬間瞬間で
大きく鳴り響いてくれればいいなぁ
と、1人勝手に両手広げて、きもちよいー、てなったんだよ。
どこかで誰かが僕らの音を。




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今日仕事してたら、携帯にメールがきた。

いつも抑揚がなくて、あんまり感情を表に出さないあきら(SUBIRBIA WORKS代表)からメールきた。

「現物見て泣きそうになた。頑張ったかいあた。」

俺は今興奮してるんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!









「音源は良いよね」でおなじみ、
バンカートリージョンさんです。


今月はなんと2本もやります~
冷やかしにきてくださいね。


OPAC Presents 「FIGHT BACK vol.1」
3/21(土)@西荻窪FLAT

●Bankart Lesion
○Der Froschen Banner(ex. Diego, Snotty)
●dOPPO(from 京都)
○IRRIGATION
●OPAC
○V/ACATION

Open 17:30/Start 18:00
Ticket \1,000+1drink(Door Only)



3/27(金)八王子センスレスストア内
start 21:00頃

w/恋はもうもく 他

この日はmalegoatのヨウスケ君に
強引に何かやらせようと企んでます。




荒井良二展が終わっちゃうよー!
行った人いるかな?




明日は名古屋!ひゅ~


[3月上旬]
大幅な展示改装後、ずっと行きたいと思ってた上野の国立科学博物館へ。
すばらしい展示と見せ方であっという間に3時間。
まだまだ見きれていないのでまた今度。

社会科や理科を理解させるのに、やっぱり見せ方ってすごく重要だと感じた。
「黒潮と親潮がぶつかって・・・」って黒板に書いてもわからない。
規模感とか音とかインパクトとか魚が動く様子とか。
動物の大きさや危機感を肌で感じてわかることが大事。
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[2月上旬]
1人でライブする。

<set list>
1.ひび
2.あふりかにいったよ
3.あした、僕は(タテタカコ)
4.バスは闇をきりさいて(新曲)
5.ふたりでせいかつをしようよ
6.おさけをのみすぎてしまた

いっしょに出た[TV not January]が最高すぎて泥酔する。
遊びにきてたミッチーと「今度絶対企画に呼ぼう!」と確認しあう。
FOUR TOMORROWのTシャツを着てくれててとてもうれしくなった!
しかしのぎおの企画にはいい人がでる。




彼らのmy spaceはコチラ

[2月中旬]
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大阪出張。
大阪で働く同僚と飲む。
彼の会社に対する考えとか聞きながら、彼の行きつけのバーでウイスキーのソーダ割りをしこたま。
酩酊のふらふらでホテルへ帰る。

風呂入らずいつの間にか寝てて、深夜に目が覚め、そこでビルを認識する。
僕の父親は建築の設計をしているが、父親が若い頃に設計したビルだ。

「当時は一番高かったんだぞ」
と言っていたそのビルは、もうたくさんのビルに囲まれ、高さを追い抜かれていて。

7年くらい前に就職活動をしているときに、群馬で一人暮らしを始める弟の引越しを手伝った。
その帰り父親と二人で高速を運転しながら就職の話になって。

当時はバブル後の失われた10年真っ只中で。
父親の所属する建築/ゼネコン業界は不況のあおりに直撃されていて。
たくさんの同僚が早期退職やらを選択し、父親も悩んでいたみたいだ。

そんなときに思い出すのが、さっき書いた大阪のビルなんだ、って話をしていた。
なんで今の会社に入って働こうと思ったのか、を思い出すんだって。
んで、当時就職活動まっただなかの僕に言った。
「10年先を読めるやつなんていない、細かいこと気にすんな」

そんなことを深夜に思い出した。


[2月下旬]
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鎌倉へ。
なぐに教えてもらった「なると屋」激旨。
野菜っておいしいんだな、と再確認。
「なぐのおすすめは間違いない!」とは同席した彼女談。

その後神奈川県立美術館葉山へ。
肖像画という切り口で集めた作品から、他者理解を読み解く。
大きな美術館と違い、いかに切り口のエッジを立たせるか、に主題がおかれていてとてもおもしろい。
未知や無知がいかに偏見を生むか、とか。
江戸時代の日本人の描くアフリカの黒人ときたら。

[2月下旬]
eastern youth見に行く。
最高。

その後、イースタン好き中野に住む野中くん(HARDCORE FUNCLUB)と飲みに行く。
同年代と、バンドや音楽に取り組む姿勢の話をするのは、とても刺激的だ。
そうだやっぱりそうだ、ぜひまた飲もう!と意気投合して別れる。
彼が昔やっていたバンドのCDをもらい、翌日拳を握った。


[3月上旬]
会社での大きな組織変更を受け、お別れの飲み会。
隣に座っていた後輩が4月から中国へ。
以前隣にいた先輩は今は韓国。
明日はわが身と思いながら、最大限の抵抗と調整をする。



その他、たくさんの宴席や音など



03/06/2009    母。   長澤著。
昨日、久し振りに母親に会ってきました。

で、呑んできました。



母親の住んでいるとこまで電車で一時間。

彼女の行きつけだという小さな居酒屋で酒を酌み交わしたわけなんですが。


子供んときの話とか、近況とか、まあいろいろ話をしたんですけど。

母親と酒を呑む、って、なんだか妙な気分で、どうにも居心地が悪い気はしますね。



母親にね、「陽水と拓郎ならどっちの方が好きなわけ?」って聞かれて。

陽水ってのは井上陽水で、拓郎はもちろん吉田拓郎の事ですけど。

俺は、拓郎の方が好きだって答えたんですよ。


その席にね、幼馴染もいたんですけど。

親子の席に、彼女でもない女性の知り合いがいるってのもおかしな話ですが、

もともとこの吞みの約束を俺の母親と散りつけたのも彼女で、母親とも仲がいいんで同席してたわけでして。

幼馴染も母親も、陽水の方が好きだと言うんです。

で、母親が言うんですよ。

「オトコは絶対に拓郎の方が好きって言うんだよ。」って。

女性には拓郎に本当の意味で共感出来ないそうで。

女性にとっては陽水の方が魅力的に感じる、と。

まあ、だからといって特に衝撃を受けたわけでもなく、

へぇ~、くらいなもんですけど。


で、その話を聞いた後の、ほろ酔いでマイクを握って歌う、

母親の井上陽水を聞く、息子の俺の気持ち、ったら。


どんな顔すりゃいいんだっつうの。

傘がないのは、俺の方だって。

探しものはなんですか?って、俺の行き場のない気持ちのやりどころだっての。



でね、うちの母親は読書家でして。

会うと大概小説の話になるんですけど。

昨日もそんな話になって。

母親が言うんですよ。

「なんだっけ?ほら、あの、あんたが昔読んだっていってた・・・」

どうもね、作家の名前を思い出そうとしてるらしいんですけど。




うちの母親も、親父に負けず劣らずいい歳でして、まあ物忘れが激しいのは必然だとは思うんですけどね。

この間さ、夜に電話がかかってきて。

そんときも呑んでたらしいんだけど、映画の話になって、俳優の名前がどうしても出てこない、と。

教えてやってすっきりしてたけどさ、その思い出せなかった俳優、

「アルパチーノ」と「ロバート・デ・ニーロ」だったから。

そんなめちゃくちゃメジャーなとこ!?って、ちょっと笑ったものですが。




で、今回も、俺等に伝えようと必死に思い出してるんですよ。

「あの~、自殺したさ、ツシマシュウジよ。」

ツシマシュウジ?

母親に「こんな本読んだよ」って話はしますけどね、俺、ツシマシュウジなんて人の本読んだことないんですよ。

同じく読書家である幼馴染も、わからないらしく。


でね、「ツシマ」という名前が出ているにも関わらず、母親はまだウンウンうなっていて。

とりあえず、「俺が読んだ」、「自殺した」というキーワードを頼りに、考えてみたんですよ。

俺「三島由紀夫?」

母親「違う違う、あの~、入水自殺したさあ・・・」

俺「(入水自殺・・・)ひょっとして、太宰治??」

母親「そうそう!太宰よ!!」


確かに昔、「人間失格」が凄い面白かったという話はしたことあるんですけどね。

でも、ツシマなんて人、登場人物に出てこなかったはず。

俺も太宰治は何作かしか読んでいないもので、他の小説に出てくるんでしょうか。

で、「ツシマシュウジ」っていったい誰なのか、母親に聞いたんですけど。



どうやらね、ツシマシュウジ、調べてみたら、漢字で書くと「津島修治」。

太宰治の本名らしいんですよね。

へぇ~、太宰治の本名って津島修治って言うんだね。

これは幼馴染共々、我々の不勉強でした。

国語教師をやってる盟友、野澤君あたりは知ってるんでしょうが。

いや、ひょっとしたら俺が思ってる以上に有名な話なのかもしれませんね。



小学生のとき、「喧嘩はしてもいいけど、万引きは格好悪いから絶対するな」と言った母親。

中学生になるとき、「女の子は、たとえそれが自分の好きでない子でも、必ず家まで送って行け」と言った母親。

高校生で、俺が迷彩柄の服を着て学校に行こうとしたときに、

「お前がどういうつもりでそれを着ているか知らないけど、

まわりはそれをお前のイデオロギーとして見ることを覚悟して出かけなさい」と言った母親。


母親は、やっぱりいくつになっても母親なんですね。

俺がどんなに歳を重ねても、いろんなことを教えてくれます。

今日もまたひとつ、知識を増やしてもらいました。

感謝の気持ちで、いっぱいですね。





って、


ちげえからッ!!

先に太宰ッ!!むしろ太宰の方ッ!!


なんで本名わかって、「太宰治」が出てこねえんだよッ!!

世間的に本名がどこまで知られてるかはわかんないけどさ、

圧倒的に「太宰治」だろうがッ!!

忘れるなら、「津島」の方忘れろってッ!!



わけわからない順番での、物忘れ。

歳、か?それって歳のせいか??

むしろカブキモノだろ、それって。