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ロックダウン12日目になりました。

一昨日、上海政府から隔離とその解法に関する新しい政策が発表されました。これを受けて日本のニュースでも「上海で一部ロックダウンが解除へ」なんてニュースが出始めました。今日はロックダウン解除に向けた流れをご紹介します。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3b24ab66e37de3b5ace0d53afbd724f8551ed5c6


新しく発表された政策の方針は、まず全ての小区を3つに分けて、段階的にロックダウンを解除していく、というものです。どんな3つなの?こんなんです。

①封控区:過去7日以内に陽性者が発生した小区。7日間自宅から出られない。

②管控区:過去7日間は陽性者が発生していないが、14日間の間には発生している小区。自宅からは出て良いが小区からは出られない。

③防苑区:過去14日間陽性者が発生していない小区。小区の外にようやく出られる!

一言にすると、とにかく小区の中で14日間陽性者が出なければ外に出られる、という政策です。逆にいうと例え外に出られるようになっても、その後小区の住民が一人でも陽性になったらまた14日間のロックダウンに逆戻り、ということです。

ここまでくると、ここをよく読んでくれている方はぴーん!とくるはずなんですね。これって肝は「小区」の規模じゃない?と。まったくその通りなんです。僕は仕事で一緒になった後輩には可能な限り、後正武さんの超名著「意思決定のための分析の技術」を推薦していますが、後さんが何度も何度も言い続けているんです。意思決定のための分析には順番がある、何よりも最初に目配せしなければいけないこと、それは「規模」だ、と。

前にも書きましたが、僕の小区は30階建てのマンションが13棟連なる小区です、世帯数は1,200くらい。一方後輩の小区は一つのマンションでせいぜい30世帯が入居。この2つが一緒のルールでゲームをする、と。ついつい良い子の皆さんには聞かせたくないような罵詈雑言が出てきてしまいそうです。。。

ちなみにさすがデジタル先進国中国、早速自分の住んでいるエリアの区分や封鎖予定時期、周辺の状況などがリアルタイムで確認できるアプリができています。で、早速これで、自分を中心に2キロ以内で過去7日以内に陽性者が発生した小区をマークしてみました。こちらになります。

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いやいやいやいや!もちろんこのほとんどすべてが感染力が強いオミクロンな訳で。いったいこれ、どうすれば「2週間養成者ゼロになるのよ!?」という状態の4/12現在です。

週末、オンラインで中国語の授業を受けていました。こういう時こそ刃を研ぐべきだ、敬愛するコーヴィー博士ならそういうだろう、ということで積極的に受講中です、それは置いておいて、こんな時期だから先生との会話もロックダウン中心になるんですね。「食料ありますか?」「団体購入できてますか?」「小区に陽性者はいますか?」なんて。

で、先生に言ったんです。「この政策だととても終わりが見えないですよ!うちの小区はでかすぎる!13棟ですよ!13棟!!!!」なんて。

で、先生に聞いてみました。「ちなみに先生の小区はマンション何棟あるんですか?」

「私の小区は少し大きくて大変です、185棟です。」



え!?

もう中国に来て3年になりますが、未だに数も聞き取れないなんて、刃の研ぎ方が甘すぎるんじゃねーか!?!?

「すいません、聞き取れませんでした。何棟ですか?」

「185棟です」



やっぱり最初に考えなければいけないのは規模感です。

そしてここ中国、やっぱり規模はとてつもなく大きいんですね。。。



現在中国SNSでは、この小区封鎖ネタで(主に自虐方向に)大いに盛り上がっており、それはそれでおもしろかったりします。さて、どうなることやら。
前回のエントリーでうちのマンション敷地内(小区)にある商店の話をしました。WeChatグループの中で自由に注文や在庫確認がされてしまったことで大混乱になってしまった、というあれです。

今日はその後の話を書きたいと思います。

次に何が起こったか、というと「簡易的な応募フォーマット」がでてきました。テンセントのWeChatには「ミニプログラム」というアプリ内アプリが装備されていて、通常アプリ同様なさまざまなアプリを、割と簡単に作れてしまうんです。商店のあたふた感を見た心ある中国人が、早速「注文フォーム」を作ってくれたみたいです。うん、これなら受けては全て同じ定型フォーマットで注文を管理することができて機能しそうだ!

そう思い、早速注文してみました。自分の棟番号と部屋番号、電話番号を記載して、欲しいものを書いておきます。

ビール5本、カレー粉、チョコレート3つ、日本のインスタントラーメン2つ

まだ野菜はあるし、一人暮らしなのでまずは無難に購入できそうなものを注文してみました。で、待ちます。待ちます。待ちます。いくら待っても返答がない!!!!

後で考えたのですが、これはこれで良いのですが、これを受けたお店側は注文一軒一軒に対して電話番号をWeChat登録し、これで良いか?全部でいくらになります、お金を払ってください、をやらなければいけなくなります。しかも商店の店員恐らく2人 vs 相手は1,200世帯。。。届くわけないよな、、、と思ったのでした。

そしてその後に立ち上がったのが表題の「共同購買」です。今上海の至る所でこれが行われています。

今、上海は2,600万人の住民ほぼ全員がロックダウンで家にいます。多くの人が食料に不安を感じています。でも問題は食料が不足していることではなくて、それを運ぶ「人手」が足りていないことなんです。日本では「エッセンシャルワーカー」として、人々の生活インフラに直結するような方には特別な対応をしています。

今回の上海のロックダウンは、そういった視点を一切持たずに(もしくは持てずに)実行されています、だから物はあっても届かない、という状況になってしまっているのです。

そうだとするとどうすればいよいか。物流の効率化を図るしかなくて、その場合は「多品種を、多くのところに、ニーズに合わせて少しずつ」という日常のサービスを、「小品種を、特定の場所に、1回で大量に」と変える必要が出てきます。

このような背景から、それこそ業務用卸のような売り方、届け方が主流となり、それを小区内の応募者で分け与える、という流れができてきています。

先ほどの我が小区の商店でいえば、「明日、りんごが50箱届きます、1箱24個入っていてXXX元です、欲しい人はこのグループノートに部屋番号を書いてください、早い物順で50人でSTOPします」といった具合に進化しました。

このシステムが始まってから「明日入荷の野菜詰め合わせセット、1室1つまでで100個限定XXX元」が毎日のように出てくるようになり、食料に対してかなり安心感が出てきました。

昨日グループWeChat見ていておもしろかったのは、商店から「皆さーん!!!お待たせしました!卵入りましたよー!!!420元(約8,000円)で360個入りです!!!」というアナウンスがあったことでしょうか。さすがに「多すぎる!」「1年分かよ!」などツッコミが入りまくっていました。笑

ただ、これも買いたい人はいるわけで、瞬く間に完売していました。そして買った人も360個の卵はさすがに多すぎるので、マンションの各棟のWeChatグループの中で「卵買ったけど、さすがに多すぎるから36個で42元で欲しい方いませんか!?」などと投げかけ、人から人へ少しずつ手渡されていました。

うちのマンションは中国人、日本人、欧米人の住民が混ざっているので、中国語、英語、日本語がチャットの中で飛び交いながら、それぞれに助け合っている感じがあり、癒されました。

そしてこうなってくると、マズローの欲求5段階に合わせて、少しずつ進化していくのが我々人間。お腹いっぱい食べたい、ちょっとでも豊かな生活を送りたい。人の役に立ちたい。自己表現したい。

「私の友人がイタリアンレストランをやっていて、そこから業務用で特別に仕入れできることになりました!パスタ、トマトソース、オリーブオイル、生ハム、などなど」の特別セットを仕入れることができます!20セットからオーダーできますけど、欲しい方いませんかー!?!?」のようなお誘いも頂けるようになってきました。

もちろん「はい!」といろいろなところで手を上げさせてもらっています。共同購買なので到着には少し時間がかかるみたいですが、来週が楽しみです。
海西側エリアがロックダウンされて今日で9日目となりました。僕なんてまだまだ短い方で、そろそろ30日の大台に乗ってきた中国人がちらほら出てきました。

日本でも連日報道されるようになってきたのでニュースなどで見ている方も多いかと思います。なんでこんなことなってんの!?はこの記事とYou Tubeの解説が分かりやすかったので貼っておきます。記事の内容はこのエントリーの最後にも貼り付けておきます。いつでも影響を受けるのは一般の市民ですね。



ウィズコロナ 上海の挫折 ゼロ望む習政権、圧力か
「自宅の食料備蓄が不足しているのに、政府から一向に配給が来ない」。上海市郊外の宝山区に住む会社員、張晨星さんは先の見えない
オリジナルの記事はこちらです

今日は日本でもよく報道されている食料不足の話。

冒頭の通り既に隔離生活が30日にも及ぶ人が出てきている状況なので、問題になるのが食料です。ロックダウン最初は政府から食料の配給もあったのですが、あとはほとんど無いようです。実際僕もロックダウン初日に野菜が届きましたが、その後は何も無いです。。。(写真は初日に政府から届いた物資、エビの調理に失敗したのが悔やまれる泣)



いずれにしても食料の問題は、この先このような生活がどれくらい続くか読めない上海に暮らす人たちにとって、今「最も緊急かつ重要」な問題なんです。

少し前のエントリーに書いたのですが、僕の住む小区には13棟のマンションが建っていて、だいたい1,200世帯くらいが暮らしていると思われます。メインは中国人ですが、僕のように日本人や欧米人も多く住んでいます。

そんな大きな規模の小区なので、小区の中にひとつ商店があります。(以降は商店と記載します)大きさは日本のコンビニくらいで、値段は一般に比べると少し高いですが、日本の食材や野菜、お菓子からカップ麺、酒までなんでも揃うまさにコンビニのような立ち位置のお店になっています。

僕は今一人で生活しているので、とてもありがたい存在でよく利用していました。ロックダウンになる直前もこの商店でカップ麺やら卵やら野菜やらを買っていました。繰り返しになりますが、コンビニくらいの大きさなので商品数は限られます。値段が高いこともあり、中国人の多くはロックダウン前は小区の外の大手スーパーで安く大量に食材を買いこんできていました。(もちろん現在はロックダウン中なのでどちらでも購入できず)

そんな状況の中、昨日「その商店が再開する!」という大ニュースが飛び込んできました!!!



ここで少し中国のSNSについて。中国では、一般的に通話/チャットアプリはテンセント社のWeChatが使われています。日本で言うLINEですね。機能はほぼ同等なのですが、さすがデジタル先進国、WeChatの方が拡張性が高く驚かされる毎日です。個人的な感触ですが、中国人の99.5%のチャットはこのWe Chatで行われていると思います、それくらい国民的です。

で、このWeChatに対する中国人のバリアは非常に低いです。どんな低さかというと、それこそ泊まったホテルのフロントで「XXXという観光名所に行きたいのですが」と聞くと「では私とWeChat交換しましょう、詳細情報をそちらにお送りします」という流れとなって、お互いの連絡先を交換したりします。ビジネスでも、名刺を持っていないけど、代わりに会議終了後に「私とWeChat交換しましょう」と言ってくることもよくあります。それくらい頻繁に交換します。

そしてもうひとつ特徴的な使い方が「グループ」です。LINEでも、例えば「家族グループ」やら「バンドグループ」やら、特定の仲間でグループトークをしていると思うのですが、中国人はとにかくこのグループを駆使します。

何かあればすぐ「グループを作りましょう」「グループに招待しますのでその中で情報見てみてください」となり、僕自身もそれはそれはたくさんのグループに入っています。

そしてこのグループ、上限が500人になっています。これを多いと見るか少ないと見るかは人によると思いますが、とにかく上限MAXは500人なんですね。


で、話を戻すとそう!「うちのマンションの小区の中にあるあの商店が再開する!」と。そんな情報が入ってきたんです。情報が投げ込まれたのは僕が住んでいるマンションの「棟のグループ」(メンバーは外国人のみで60人くらいです)で、そこにマンションの管理人が情報として投げ込んだんです。

「皆さん、とても良いニュースです!今日からあの商店が営業再開ですよ!!!詳しくは商店グループが新しく作られたので、ここに入ってね!」

と。もう一度書きましょう。

「皆さん、とても良いニュースです!今日からあの商店が営業再開ですよ!!!詳しくは商店グループが新しく作られたので、ここに入ってね!」
と。

はい、どうなるか想像できますよね。

もちろん僕も「きたー!!!!」となって、速攻そのグループに入りました。僕は気づくのが早かったので256人目くらいのメンバーでした。それでも256人目です。だってうちのマンション、13棟1200家族住んでますから!

そしてグループのメンバーは、もうみるみる増えていきます。1秒毎に10人くらい増えていく。そしてあっという間に上限の500人に到達。笑

はい、もちろん何が起こったかというと想像の通りです。上限である500人が、一斉に在庫確認と注文し始めました。



「牛乳と野菜ありますか!?8号棟6XX室です!」

「食用油と肉が欲しい」

「俺はシャンプーがなくなったんだけどどの種類があるか写真送ってくれ!」

「トイレットペーパーなくなた!!マジで困ってる!助けて!」

「卵がない!あと電池もない!」



などなどなどなどなどなど。
出てくる出てくる出てくる出てくる。



もう、タイムラインが「ずーーーーーーーっと」アクティブで、携帯が壊れてしまうのでは、というくらいバイブし続けていました。

爆笑しながら流れていくタイムラインを眺めながら、あぁ、本当にたくさんの人が生活していて、それぞれにぞれぞれの形があって、同じ人なんていないし皆必要なものは違うんだなぁ、としみじみなってしまいました。

あ、僕はもちろん僕もアクションしました。「ビール(キリン)とカレー粉をお願いします!!!」と書き込んだのですが、ものすごい勢いで遥か彼方へ流れ去って行きました。笑

中国は毎日こんなことばかり起こってます。笑
で、どうなったの!?は、また次回にでも!



<上にLINKを貼った記事です、今中国と上海で何が起こっているかがよく分かります>

ウィズコロナ 上海の挫折 ゼロ望む習政権、圧力か
2500万人都市の封鎖が実質継続
「自宅の食料備蓄が不足しているのに、政府から一向に配給が来ない」。上海市郊外の宝山区に住む会社員、張晨星さんは先の見えない都市封鎖(ロックダウン)に不安を隠さない。市西部の外出禁止は当初予定の5日午前3時(日本時間同4時)を過ぎても解除されず、都市封鎖は事実上継続となった。新型コロナウイルスとの共生を志向する「ウィズコロナ」を模索してきた中国最大の経済都市、上海市の防疫政策が習近平(シー・ジンピン)指導部の圧力に抗しきれず挫折した。3月28日に始めた東西を二分した都市封鎖では感染拡大を抑え込めず、約2500万人が住む市内の大部分で事実上の延長を余儀なくされたのだ。工場生産や物流は混乱し、大学など学校は軒並み休校が続く。外国人駐在員の帰国も難しくなっている。新型コロナの震源地、2020年の湖北省武漢市を上回る中国最大規模の都市封鎖の先行きは見通せなくなっている。
欧米流の防疫
上海市政府は「ウィズコロナ」派の張文宏氏(復旦大学付属華山医院感染科主任)をコロナ医療専門家チームのトップとし、最小限のコストで最大限の効果を目指す欧米流の防疫政策を試行錯誤してきた。上海市のコロナ対策は、中国の基本的なゼロコロナ政策とは違っていた。春節(旧正月)前の1月に市内の紅茶店で感染が発覚した際は、近隣地域も含めて行動を制限する中国の防疫政策の慣例に反して同店のみをリスク地域に指定。「中国史上最小のリスク地域」と話題になった。3月28日に始めた都市封鎖も市内を2地区に分け、いったんは全面封鎖を回避しようとした。"緩い"防疫政策の旗振り役が張氏だった。
張氏は21年夏に江蘇省南京市で感染が拡大したとき「世界の大多数の専門家が『このウイルスとの共存を学ばなければならない』と考えている」「世界がいかにウイルスと共存するか、各国はそれぞれ回答を見いだしている」などと中国のSNS(交流サイト)、微博(ウェイボ)に書き込んだ。これに元衛生相の高強氏が共産党機関紙、人民日報系ネットメディアで「新型コロナウイルスとの共生は絶対不可だ」と強く批判するなど国内で大きな論争となった。それでも上海市は張氏を専門家チームから罷免せず、コロナ対策の司令塔を任せ続けた。張氏は3月25日の記者会見でも「都市封鎖ではなく、大規模なPCR検査が必要」などと述べていた。こうした決断の背景には、国際経済都市としての地位を揺るがせたくないという上海市の思いがある。「上海市は上海市民だけの上海市ではない。(都市封鎖は)中国経済だけでなく、世界経済にさえ影響を与えかねない」。3月26日、専門家チームの委員を務める呉凡氏(復旦大学上海医学院副院長)は記者会見で都市封鎖を強く否定した。上海市が都市封鎖に踏み切るわずか2日前の出来事だった。
北京から「懸念」
だが、首都である北京からみる景色は大きく異なった。「習総書記の重要な指示を貫徹せよ」。2日、国務院(政府)は衛生政策を担当する孫春蘭副首相を上海市に派遣した。孫氏は習総書記の「懸念」を幹部に伝えたという。「懸念」の具体的な内容は明らかになっていないが、ゼロコロナ政策を堅持してきた習指導部内に上海市への不安と不満が生じていたことは間違いない。5年に1度の最重要イベントである共産党大会を今秋に控え、習氏は異例の3期目入りを視野に入れる。コロナ感染が上海から全国に広がり、要人が執務する北京の「中南海」にまで到達すれば、政治の混乱につながりかねない。上海市トップの李強党委員会書記は今秋の共産党大会で副首相など最高指導部入りがささやかれる大物だ。上海市が目指したウィズコロナ戦略の挫折は、中国の政治動向をも不透明にしている。

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今日で上海の西側がロックダウンになってから6日が経過しました。東側はそれよりも早いので10日目です。今日中国人の部下と話していたら、彼女はなんと26日目でした。。。

今日は朝から3度目のPCR検査でした。元々4/1と4/4に全市民を対象とした検査を実施し、そこで陽性者とリスクがある人、そうでない人を分けて正常化に向けて動かそうとしていたようでした。

ただ、検査結果に何らかの問題がありそうなことと、そもそも想定をはるかに上回る陽性者/リスクがある人が出て来てしまったため、再度今日明日で全員にPCR検査を実施して今後の対応を決めるようです。そう考えると少なくとも来週前半くらいまでは今の状態が続きそうな気がしています。

で、陽性者をどうしているかと言うと、隔離施設へどんどこ送り込んでいるそうです。でも毎日1万人とか陽性者が出ると当然施設も満杯になってしまいます。

そしたらどうしたか、というと、上海の外の隣の省などの田舎の方へ連れて行ってそこで隔離しているようです。。。更には上海市内に大規模隔離施設の建設を開始したようです。そっちか!という気もしますが、そっちにいくようなんですね。。。

私の愛読書である「7つの習慣」の著者コーヴィー博士は、名著の中でリーダーシップとマネジメントの違いについてこう書いていました。

例えばジャングルを開墾している部隊がいるとする。リーダーは近くのいちばん高い樹に登って周りをよーく見渡し、そして「おーい!ここよりももっと開墾しやすそうな土地が向こうにあるぞ!みんな、向こうを開墾しよう!」と皆を先導する。

マネジメントはその指定された場所を「いかに効率よく、皆が楽しんで開墾できるかを考えて管理して実行していく」と。まず、皆で一生懸命掘ってるジャングルが本当にあってるいるのか!?という話ですね。。。(でもその背景とその違いを認めて、体系的に理解することが大切だと思います)


さて、上海は世界的な経済都市でもあります。その影響は世界に及ぶわけで、少しずついろいろなメディアでも報道されるようになって来ました。日本のいくつかの報道で目についたのは「ロックダウンが長期に及んでいて、食糧不足になっている市民が続出している」というものでした。


で、大丈夫なのか?君は?
というお声も頂きました。
ありがとうございます。
なんとか無事にやっています。
こちらが昨日の夜ごはんです。

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ぎょうざ
テリヤキチキン
納豆
ほうれん草のおひたし
インゲン胡麻和え


なんでこんなに充実できているのか。。。
実は、よく通っている日本食の居酒屋さんがあって、ロックダウン直前にそのオーナーさんが「ロックダウン大丈夫ですか?うちでお惣菜とか簡単にできるもの、たくさん冷凍してお得意様に販売することにしたので、もしよければ注文してください」と言ってもらえたのです。

それまでは正直ロックダウンを軽くみていて、一生懸命野菜やら何やらを買い溜めている中国人を「そんなに買っても実際には食べないから無駄になっちゃうんだよなー」なんて眺めていたんですね。その時の僕の武器はどんべい2、冷凍うどん3、餅1袋、そば1袋、あとは酒、くらいだったんです。3-4日なんだからこれでじゅーぶんでしょ!みたいに。。。

でもおかげさまでそういうお声がけを頂き「お惣菜の冷凍ならいつかは食べるしな」といろいろ注文させてもらいました。そのお陰で、今のところ不自由なく食生活を楽しませてもらっているんです。

もともとその居酒屋さんに行くようになったのも、たまたま知人に紹介してもらって「いかとオレンジ鯛」がめちゃ美味しくて、しかも明らかにお酒大好きな人がやっている店の面構えだったからなんですが、それ以来すっかり足繁く通うようになってしまったんです。


やっぱり人の繋がり、しかもそれはほど良いサイズ感/自分の手に持てる程よい大きさの人の繋がり、なのかもしれないなぁ、なんて思っている今日この頃です。早くロックダウンが終わって、イカの姿刺と日本酒でよろしくやりたいです!
上海で行われているロックダウンは、当初本日4/5の3:00に終了予定でしたが、4/5 10:00現在終了の発表がなく継続されています。大方の予想通り延期されるみたいです。中国は今日まで清明節という先祖のお墓参りに行くような連休なので、今日から解放というのは少し変だな、とは思っていました。取りあえず、次の公式発表を待ちたいと思います。(日本ではありえねー!ですね)

今回のロックダウンの間に、角川まんが世界の歴史20巻を読み終わりました。今年になってから読み始めて、少しずつ読んでいたのですがようやく読了。めちゃめちゃおもしろかったので、ちょっと紹介します。少しまじめな話です。笑


何故これを読んでいるのか?なのですが、まず昨年2021年にビジネススキルとリベラルアーツを学び直す機会を頂きました。キャリアカウンセラーの方と「この機会にどんなことを学びたいですか?」なんて面談をさせてもらった時に、いくつかのビジネススキルに合わせて「せっかくアジア〜中国と海外にいるので、その国の歴史や成り立ち、地理的な環境など一度体系的に学んでみたい」と話をしました。少し前に仕事で出会った方が「学び直すなら地理学ですね」と話したのを思い出しての発言でした。

で、その後キャリアカウンセラーの方からおすすめされたのが、今よく聞く「地政学」でした。当時は地政学なんてまったく知らなかったので、去年の春から夏くらいは地政学についてばっかり読んだり見たりしてました。それで「これはやっぱり世界史をしっかりと学び直したいな」と思いAmazonでざっと検索して出会ったのがこの「角川まんが世界の歴史」でした。

このまんが、何が面白いかというと2つあって、ひとつは従来からある「まんが世界の歴史」のに比べて、圧倒的にストーリー仕立てで絵がうまい!んです。昔、学校とかにあった歴史まんがってやっぱり絵が古くて、そして字も多いし話として入って来にくかった記憶がありました。今回のこのシリーズは、新しい学習指導要領に合わせて、歴史を「知識」から「思考」に変える試みがされているようで、それもあってかストーリー性が高く読みやすいです。

もうひとつは近現代史に割くページ数です。僕の場合だけかもしれませんが、これまでの歴史の授業と言うと、とかく古代や中世、日本では鎌倉幕府や江戸幕府なんかに時間が多く割かれていた印象があって、たとえば第二次大戦以降を教える時間は少なかったように記憶しています。個人的な解釈ですが、第二次大戦以降の話は、現在の個人(先生)の政治思想や歴史観によって解釈の振れ幅が大きくて教えにくいのかもしれません。最近よく聞いているPodcast「コテンラジオ」でも同じような話をしていたので、僕だけの話ではないかもしれないです。

でもこのシリーズは、全20巻のうち4巻を第二次大戦以降に割いていて、内容がとても充実しています。(第一次大戦付近を含めると8巻!)カバー範囲も広く、トランプ政権や2020年のコロナ発生までカバーしています。直近起こっている、例えばロシアによるウクライナ侵攻や米中対立など、何故そうなっているのか?その歴史的な背景を線として理解することにとても役立ちました。しかもまんがだから、気になるところをさっと開けばすぐに復習できてしまう!


改めて体系的に学び直してみて、自分の無知が痛いほどよくわかりました。知ってるふりして本当に知らないことばかりなんだなぁ、と。そして読み終わってみての学び、というか感じたことはこんなところです。


ひとつは「自分の生きる時代を強烈に認識した」ということ。僕は79年生まれですが、ライフシフトによると79年生まれの人の平均寿命は100歳だそうです。(ライフシフトはライフシフトでおもしろいのでまたどこかの機会で)つまり僕の生きる時代は1979年から2080年くらいなんですね。世代別平均寿命の考えを、祖父に当てはめると大体1920-2005、父に当てはめると1950-2040、考えたくないけど息子に当てはめると2012-2120みたいになります。

祖父の生きた時代、父の生きる時代、僕の生きるであろう時代を、それぞれの歴史に照らすととても感慨深いものがありました。よく「時代に翻弄されたXXが」なんてナレーションを聞きますが、それがグッと身近になった感じでしょうか。

そして、次に自分が生きてきた今までは非常に平和だったんだなぁ、と。特に感受性がとげとげして髪をみどりにしたり家ででかい音でギターを弾いて母親に「うるさーい!!!」と怒られたりしていた1995年頃から足元まで、長い歴史に照らすと(相対的に日本は、ですが)こんなに安定していた時代も珍しいのだなぁ、と。その前、その間にも世界中でもうずーっと戦争/紛争ばっかりなので、「どうしてそうだったのか」を考える機会になりました。

そして足元ではコロナですでに2年間の行動抑制がされていますが、例えば第二次大戦前の世界恐慌は10年以上続いている、とかひとつめと重なりますが、生きている時代を強く認識するようになりました。

そして最後にやっぱり「この後世界はいったいどうなるのだろうか?」ということを考えました。結構深く真剣に。いろいろなところで「先の読めない時代」「答えのない時代」と言われていますが、それでも明確ないくつかのマイルストンは設定されているんだよな、と。

例えば一番直近であれば、中国の習近平は2023年秋に本当に国家主席3期目となるか?その場合、2022−2027も習近平の時代となり、どのような行動が取られるのか?中国がアメリカを経済的に追い抜くのは2028年と予想されていますが、3期目となった場合、その後アメリカはどのように牽制と対抗をしていくのか?中国は2049年国家100周年で世界No1になることを明確な中期目標に掲げているけれど、そこに向けこれからどんなことをしていくのだろうか?

その時僕は何歳で、息子は何歳だろうか?残りの時間は?なんてことをたくさんたくさん。


角川まんが世界の歴史には「過去を振り返って歴史を学べば、今の危機を乗り越え未来を掴むことができる」と書いてありました。本当に歴史っておもしろいんだなぁ、と感じた良い読書でした。

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理解を深めるためにまんがと並行してこれも読んでました。まんがを凝縮しているような内容でこちらもすごく面白かったです!

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04/04/2022    4/4 *山岡書いた
4/4はFOUR TOMORROWの日!

と言いながら、はしゃいでイベントやら何やらやっていた日々から数年が経ちました。今でも毎年4/4は個人的に大切にしているのですが、今年はここ最近と同じように何も発表できない4/4となってしまいました、無念。

2年前の2020年4月4日は土曜日で、ちょうど2010年4月4日に10周年ライブをやったこともあって、20周年だし土曜日だし、なんて実はあれやこれや考えていたんです。でもご存知の通りのコロナガンガンになってしまって、とてもそんなことが叶わず、そのまま2年が経過してしまいました。

見たことがある方もいるかもしれないですが、僕たちのHPには過去のライブの記録がほぼすべて掲載されています。これは、ある好きな写真家がHPに「日々の記憶を記録することが大切だと思っています」と書いていたことがあって、そのことがとても好きで、僕も自分達のライブの記録をしっかり残しておこう、と思ったからなんです。
過去のライブはこちらです

今しがたざっと見返していて「いろいろやったなぁ」という感情と「まだまだあれもこれもやりたいなぁ」という2つの感情が出てきました。そう、やっぱり新しい曲を作ってライブをしたい。焦ったり急いだりする必要は全然ないんだけど、でもやっぱりそういったことをやりたいなぁ、と改めて思いました。先日Roadside Recordsさんが掲載してくれたスプロケのまるさんのInteviewを読んだ時も、そんな感情を覚えました。(めちゃ良いInterview!ありがとうございます!)
Interviewはこちらです

思いだせばまだ学生時代、自分がこの歳になってもバンドに属しているということ、はある程度考えていたんです。そういうバンドにしたいな、という考えがあった気がしています。でもその「形」は、今感じている「形」と随分と違っていた気がします。それは自分が今、海外にいることが理由ではなくて、です。そして今考えている「形」の方、がその範囲というか振れ幅がより広がっている感覚を持っています。(とか書きながら、全然自由に日本に帰れないじゃないか!と痛感するのです泣)

人生100年時代の考え方、なんて盛んに言われていますが、周りで音を鳴らし続けている皆さんの様子を見ていると(実際には見に行けてないじゃないか!くー!泣)、やっぱりそういうことなんかな、と背中を押してもらっている気がしてならないんです。2年の時間を経て少しずつ、でも確実に動いていることを、遠くからでも感じることができる。


上海でひとりで暮らし始めて2年になりますが、昨年ちょっとやっぱり寂しいか?と思い、部屋に植物を置くことにしました。中国は超ネットショッピング社会なので、植物も全然オンラインで買って家まで送ってくれるんです。

アリババのTmall(日本でいう楽天でしょうか)でいくつかの植物を買いました。でも、買う時に表示されているのはもちろんすべて漢字なので、いったい自分が何の植物を買ったのか、わからないんです。


届いた!窓の近くに置いた!良い感じ!


は良いのですが、これはいったい何という植物で、どうやって水を上げたり世話をしたりすれば良いのかわからない。そんな時に思い浮かんだのはメンバーのなおきでした。彼は植物に関する仕事をしているので植物にはとても明るい、と。さっそくメンバーLINEに投げ込みました。

や「ちょっと寂しいから植物育て始めたんだけど、ネットで買ったから何の植物かわからなくて。これ、何かわかるかな?(写真を添付)」

な「小さい方はパキラで大きい方はベンガルボダイジュの仲間だね、もうひとつは柑橘のレモンかライム!成長たのしみ!」

や「よくわかるな!水あげるのとかどうすんだろう?」

な「部屋の日当たりも良さそうだし、風通しを良くしてあげて乾いたら水あげればOK!」

や「なるほど!ありがとう!」

な「あと、パンク聴かせると成長が早いよ!とげも生えてくるよ!」



やっぱりバンドはおもしろいですよね。
早くライブできるようになると良いな。


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前回上海のロックダウンについて書こうと思ったのですが、あまりにも久しぶりの投稿になったため近況報告で終わってしまいました。。。今回こそは上海ロックダウンについて書きたいと思います!

日本の報道でも中国のゼロコロナ政策、とか上海がロックダウン、という言葉がよく聞かれると思うのですが、実際今ってこんな感じです!を共有していきたいと思います。

2020年のコロナ発生以来、中国は一貫してゼロコロナ政策を実施しています。つまりコロナとの共生とかではなく「コロナをゼロにする」ということです。なぜゼロコロナ政策なのか?を書き始めると足りないのでまた時間がある時に、としたいのですが、それを実現するための基本的な考え方は①海外からの輸入を極めて厳格に管理して入れない②万が一入ったら徹底的に封鎖してその街から出さない、という2点になってます。

非常にシンプルなこの考え方は2020年からずっと変わらず、他の世界の国々がコロナの変異とワクチンや処方薬の開発、人々のライフスタイルや価値観の変化に合わせて少しずつ対応を変化させていることとは随分異なっています。

何て言えばいいかな、ドラクエ3でロマリアに行って鋼の剣を買ってこれすげー!となったので、ずーっとそれを装備してる、みたいな感じでしょうか。笑

で、上海の状況なんですが上海は3月初旬くらいからポツポツコロナが出始めました。今までもそういったことは当然あったので、そういった場合上に書いた②の通り、大体感染した人を隔離して、念のためマンションの住民も隔離して、なんていう従来同様の対策をしていたんですね。でも今回は感染力の強いオミクロンが入ってきてしまったので徐々に増えてきて、ついに爆発!となったのが3月末。

それで北京の中央政府から「上海何してんじゃー!」と怒られ、北京中央政府の偉い人が上海に乗り込んできて、もう君たちに任せられないからこうしなさい!と言われてしまったのです、で、ロックダウン、と。世の中の会社組織でもよくある話ですよね、末端で問題が起こって本社の怒りを買ってああしろこうしろ、と細かく言われてしまう、みたいな笑

気になるのはじゃあどんなロックダウンなのですか?ということ。以下話を簡単にして解説します。

まず上海には2500万人ほどの人が住んでいると言われています。で、上海の真ん中には大きな川が流れていて、街が東と西に分けれているんです。東は新しく開拓されたエリアで金融街や空港、港や大型倉庫などが集中していて日本の幕張や海浜、港湾地区のような感じでしょうか、1000万人ほどが住んでいるようです。西は昔からの街で多くの外国人がこっちに住んでいて、商業施設やレストランなどが多い、僕も西に住んでいます。

で、まずエリアを東と西に分けます、と。まず東!3/28-4/1の間全員外出禁止のロックダウン、その間に全員2回PCR検査をしてもし陽性なら隔離施設に移動!次に西!西のロックダウンは4/1-4/5!やり方は同じ!というわけで僕は今西でロックダウンされて先日1回目完了、本日には2回目のPCR検査を受ける予定です。

ここまでで終わりならここには記事にしないんですよね。東の人は今頃「ロックダウン終わったー!よし、シャバのビール飲みに行こうぜ!桜も咲いてるし!うまー!うまー!やっぱり人間は、ちょっとくらい制限があって自由を感じられないくらいの方が逆に自由を再び感じた時の幸福感あるよね!最高!」となっているはずなのですが、実際にはなっていないんです。

東に住んでいる人のうち、ロックダウンが終わった昨日4/2時点で外に出られた人は1%ほどみたいなんですね。なぜか?

ロックダウン終了の直前に、東のエリアを対象に新しい政策が発表されました。その内容に行く前に中国の住宅事情の話を簡単に。

中国では多くの人がマンションや団地のような建物に住んでいて一軒家は多くありません。僕もマンションに住んでいます。で、そのマンションや団地はたいてい一棟建てではなく、複数の棟が一つのエリアの中に建っていて、その中に小さな公園なんかがあったりします。日本でいう昭和のニュータウンを思い浮かべてもらうとわかりやすいかもしれません。で、その同じマンション/団地数棟を「小区」と言います。で、その小区いくつかをまとめて「街道」と行って管理しています。

大きさ比較は以下の通りです。
自分のマンションのビル<小区<街道
で、新しく発表された政策というのは以下の通り。
1.自分の住むマンションの棟でPCRの結果陽性者が発見されたら、マンションの全員14日間自宅で隔離

2.自分の所属する小区でPCRの結果陽性者が発見されたら小区の全員7日間自宅で隔離、その後7日間は小区から出ては行けない

3.自分の所属する街道でPCRの結果陽性者が発見されたら、街道の全員7日間小区から出ては行けない

!?!?
!?!?!?!?

ちなみに僕のマンションは1フロアに3部屋で30階建てです。少なく見積もっても100-200人は人が住んでいます。で、小区にはマンションが13棟建ってて家族連れも多いので、4000人くらいはいそうですね。それが街道になると!?!?

ちなみに昨日の上海市の陽性感染者は8000人以上、ほとんどが感染力の強いオミクロンで無症状患者です。その人たちからの伝播と無症状でも繰り返し全員にPCR検査をし続けることで、今後どれくらいの陽性者が発見され続けるのか。。。

同じマンションで陽性者が出たので14日隔離、今日で13日、ようやく明日!と思っていても小区内で1人でも発見されるとそれが7日延長される
という無限ループ、、、、

この気持ちをいったいどんな言葉で表現すれば良いでしょうか。

ドラクエで無限増殖するマドハンドの群れに対して鋼の剣を装備した戦士4人のパーティーで戦闘している感じ?あぁ、やっぱりダーマでひとり魔法使いにしておけばよかった、ベギラマさえあれば。。。みたいな。

それともLV上がって勇者にギガデイン覚えさせたいレベル上げをアリアハン周辺でスライム中心にやっている感じか。。。

ちなみに、上海の港は現在世界最大の貨物量みたいです。でも上の通りほぼ全員家にいるので港も倉庫も何もかも止まっています。結果として世界中から上海に向かった船が、下の社員のように上海の沖で立ち往生になっているんですって。

本当にマドハンドの増殖みたいです、戦士4人では厳しい!泣


個人的にnoteを始めました!しばらくの間は徒然と同じ内容を更新予定ですが、やってる方はこちらもよろしくお願いします!
noteはこちらです!


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ふと気づけば2年半くらいぶりの投稿になりました。時間が経つのはあっという間なのか、そうでもないのか。前回の投稿↓が2019年年末なので、そこから考えるとずいぶん遠くにきたものだ、と感じます。

仕事をしている人は4月から新しい年度に入る人も多いのではないでしょうか。僕もそうで、こういう時は何か始めるチャンス!年に何回かあるチャンス!ということでぶらりやってきました。笑

Instagramなどで近況を見て頂いている方も多いとは思いますが、久しぶりなので近況報告から。まずは個人的な振り返りですが、2014年5月に仕事でシンガポールへ赴任となり、家族でシンガポールに引っ越ししました。その後2019年4月に今度は中国上海に異動となって家族で上海に引っ越しました。

家族での上海生活も随分慣れてきたな、中国想像していたより全然楽しいじゃん!となった2020年2月、中国の春節(日本では旧正月と呼ばれることが多いかもしれないですね)のお休みを利用してアメリカのサンフランシスコに家族で旅行に行きました。昔から旅行に行くのが大好きで、特に行ったことのない国や街に行くのが好きで、シンガポール時代も暇さえ見つけたら行ってたんです。でもシンガポールからアメリカは遠くて、日本経由すると軽く24時間はかかる。

そんなわけでシンガポール時代はなかなかアメリカに行こうとは思わなかったんですが、上海になると(シンガポールに比べると)格段に近くなる!ということでサンフランシスコに旅行に行きました。マイメンクリスにも会いたかったし!

ちょうどその時、コロナが武漢から流行り始めていて。僕たちは中国からサンフランシスコに入ったというのもありマスクを探して念のためつけたりしたものでした。もう何十年も前みたいですね。で、中国のコロナ爆発は全然収まらない!これは危ないのではないか!という話になり、サンフランシスコから上海に帰らず、帰る先を日本にしてしばらく日本で様子を見よう、としました。

ちょうど上海の会社も在宅勤務になっていたので会社に日本からの在宅勤務を認めてもらいました。この時は多くの日本人家族が春節休暇を利用して日本に帰国していて、僕たちの家族のように日本での滞在を延期していた人も多かったです。

で、いつまでもそういう状態であることも難しいので、3月の頭にまずは僕だけ上海に帰ることにしました。息子の通う上海の小学校は休校が続いていたし、今無理して帰ることはないだろう、という判断だったんです。その後少しずつコロナが世界に広がり始めたんですが、そしたら中国政府が突然「すべての外国人の受け入れを停止します!」と発表して、それでそのまま。。。

家族の中国のビザは2020年5月に切れてしまい、中国政府は新規のビザ発行を停止したのでその後今まで家族は上海に戻れず、僕も日本に行けていないので家族とはもう2年以上会えていない、、、、これが今のステータスです。


って書いていたらなんだかめちゃくちゃかわいそうな人!!!!と自分でも改めて認識したりもしたのですが、まぁでもそれなりに結構そこそこ楽しくやってたりします。

僕はビザがあるので強引に日本に一時帰国しようと思えばできるのですが、中国に戻ってきた時の隔離政策が厳しすぎて腰がひけてしまっている感じです。その辺りもたくさんのおもしろい話があるので追々書いていければ、なんて思っています。。。(よくニュースでやっている中国のゼロコロナ政策、ですね)

あぁ、書きたかったのは今上海で始まったロックダウンの状況だったんですが。。。それはまた明日以降に!そろそろビールが飲みたい時間になったのでまた次回!

写真はロックダウンに合わせて買った中国ローカルクラフトビールTrip Smithの 6本セット。毎日1本ずつ飲んでいく予定なのですが、6本では足りなかったのでは!?と不安になってきてます。泣

あと、このセットにピンバッチがついてて嬉しくなりました。いくつになってもおまけは嬉しくなっちゃうな。
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