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10/10/2007    将棋。  長澤著。
最近CMでもよくやってるのでご存知の方もいるかとは思うのですが、

我が街浦和の東口に、今日からパルコがオープンします。

タワレコとかフランフランとか色々入ってるらしく、

最近買い物を身近で済ませるようになった俺としては、ますます地域密着型になっていく予感満々なわけですけども。



それに伴い、現在浦和駅周辺は再開発の波が着々と訪れてきています。

新しく出来る店もあれば当然無くなっていく店もあるわけですよ。

その中に「浦和将棋センター」という場所も含まれていましてね。

これはうちの親父の謙二が通っていたところだったのですが。



ここはもう、俺が物心ついたときにはすでに親父は行き着けだったのですが、まぁ毎日飽きもせずに行ってたね。

だいぶ前にうちの親父は定年を迎えまして、それでも仕事はやってるんだけど週に二回とかそのぐらいなんですよ。

だから休みの日は結構あるんですが、ほぼ毎日そこに行ってて。

将棋を指すというのもそうなんですが、どうも社交場的意味合いも強いらしく、まあ言ってみれば心の拠り所な存在だったわけ、親父にとっては。




俺も子供の頃は親父にお小遣いを貰いにたまにそこに言ってたんだけどさ。


小学生の頃、学校で将棋ブームになったことがあって。

毎日のように休み時間友達と将棋しててさ、結構強いほうだったんですよ。

で、その頃に将棋センターに行ったときの話でね。

そこの席主(所謂店主ね)が俺が将棋やってるってのを聞いて、「じゃあ一局指そうか」って言ってきて。

席主は昔から俺も知ってるし、けっこう将棋も自信あったからさ、

勝てないまでも「典明君、強いねえ!」くらいは言われんじゃねえかとノリノリだったわけ。

将棋ってのはハンデをつけるとき「飛車落ち」とか「角落ち」とか強いほうが駒を減らすんですけどね。

当然席主はハンデをつけてくれたんだけど、衝撃受けたよ。


王と、歩が三枚。


わかります?

将棋を一回でもやったことある人ならわかると思うんだけどさ、あり得ないじゃん!?

キム兄なら確実に「考えられへんッ!!」っていう局面。

そのとき俺、たしか五年生くらいだったんだけど、「うわぁ、完全になめてるわ」ってちょっとイラってしたもん。

この人、俺のこと一年生とかそういう視点で見てるわ、って。

さっさと片付けて俺の実力認識させてから改めて勝負しようと思って。



ホントね、五分くらいだったと思う。

俺、負けたからね。



すごくね!?王と歩が三枚だよ??

親父とも将棋指したことはあるけど、こんなに屈辱的な負けは一回もなかったから。

世の中って考えられないレベルの人もいるんだなぁってびっくりしたね。







親父から将棋センターが無くなる話を聞いて、俺にとっても思い出の場所ではあったのでちょっと切なくなりました。

席主は何年か前に病気で入院してて、それから体調があまり優れないらしいので別で店を構えることもないとの事。

俺もそうだけど、親父なんかホント毎日通っていたんでさぞ寂しい想いだろうなぁと思って声を掛けました。



「じゃあこれから暇になっちゃうね。」


「いや別に暇にはならないけどさ。

ただ、やることは無くなっちゃうなぁ。」





親父よぉ、「やることがない」ってのを世間一般では総称して

「暇」って言うんだぜッ!!!

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