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さあ、年明けから連載再開ですよ、

「HUNTER×HUNTER」!!

つうか、連載再開するだけでヤフーニュースで取り上げられるってどうなの?


ということで、本棚です。







~「ハチミツとクローバー」羽海野チカ・集英社~




今年の誕生日、三重でカフェを営むドドがケーキと一緒にごっそり漫画を送ってくれまして。

その中に入っていたものです。


映画化されたりアニメ化されたりで、所謂ヒット作品なわけですが。

もちろん名前は知ってたんですけど、読んだことはなくて。

どんな話だかも知らないまま、送ってくれたので初めて読んだんですよね。


衝撃受けましたよ。

もっと早く読んどけば良かった、って。


簡単に説明してしまうと、美大生である男女の恋愛模様を描いた漫画なんですけどね。


なんかやっぱり、少年ジャンプで育った俺としては、

ホレタハレタの少女漫画って、生理的に受け付けない部分があって。

名前を知っていても今まで読んでなかったってのは、そういうとこに起因してたと思うんですけど。


いやあ、読んどいて良かった!!

これは名作ですよ。

おっさんの俺がこんなセリフ吐くのも気持ちが悪いですが、

切ない!!

高校生のときに読んでたら、「俺、美大行く!」って言いだしかねないくらいですね。

美術のセンス、ゼロなのに。

個人的には「天使なんかじゃない」に並ぶんじゃないかと思ってます。





~「三月のライオン」羽海野チカ・白泉社~




そして、ドドから送ってもらった漫画第二弾。

さきほどの作者が「ハチミツ~」の後にはじめて、現在も連載中の作品です。

高校生プロ棋士桐山零と、そのご近所に住む三姉妹を中心に描かれる物語。


まずね。

あれだけ秀逸であった前作とはまったく別のアプローチでありながら、

続けてこのクオリティーの作品を描いてしまうのか、と。

今作はどうやら少年誌に描いているらしく、恋愛的な面はすっかりなりをひそめているのですが、

そのかわりに揺れ動く十代の少年の気持ちを見事に表現しています。


若くして、プロの将棋棋士という勝負の世界に身を置いた中での葛藤。

複雑な家庭環境での孤独。三姉妹との交流で時折みせる安らぎ。

お見事、としかいいようないですよ。



そしてここからは、この作品における非常に個人的な「ツボ」の部分。


まず、作品全体の将棋の部分の監修をしているのが「先崎学」というプロ棋士なんですが。

俺ね、この人がもともと大好きだったんですよ。


きっかけは親父が買っていた週刊誌で知って、そこでやってる連載をずっと読んでいたんですけど。

何年か前から、俺が購入しているコラム中心のスロット雑誌「ガイドNEO」で連載を持ちまして。

そこから、彼の著書なんかも購入するようになりましてね。

今では、まあドップリとまでは言わないかもしれないですけど、一端のファンではいるつもりなんですよね。

そして、本作でもこの先崎さんがまたいい仕事をしてるんですよ。


棋士の話なので、たびたび将棋のシーンが出てくるんですけど。

本編とはそれほど関係ない描写で、将棋がわからないくてもまったく問題なく楽しめるんですけど。

そんな将棋の盤の上を、先崎さんが「将棋が打てる人」でも耐えうるレベルで、きちんと作っているんですよ。

「仕事を任されたからには手を抜きたくない」と単行本の中のコラムで書いているんですが、

こういうジャンルの違うプロとプロ(この場合は羽海野×先崎)ががっぷり四つで仕事してるの見るのって、

それだけで気持ちがいいですね。

それがいいものに仕上がっているのならなおさら。


そして、もうひとつの「ツボ」。

作中、主人公のライバルとして、二階堂晴信という、同世代のプロ棋士が登場するのですが。


みなさんは、「村山聖」という棋士をご存知でしょうか?

彼に関する書籍や漫画が多数あるので、知っている人もいるかと思いますが。

かの羽生善治と同時期に活躍、そして羽生と並ぶ天才と呼ばれた棋士。

子供の頃から病気と戦いながら並みいる強豪と戦い続けたのですが、

およそ十年前に29歳という若さで、その病気が原因でこの世を去っているんですね。


俺はそれほど将棋に興味があったわけではないんですけど、将棋好きな親父の影響で村山聖のことは知っていて。

病と戦いながら好きな事を続けるその姿勢に、感心というか感銘というか、とにかくすげえなと思ったんですよね。

で、しばらくして。ニュースでの訃報。

ちょっとショックでしたよね。

たられば、を言い出せばキリがないんですけど。

もしもまだ彼が生きていたら、きっと活躍してたんだろうなあ、と。

そんな、俺の中でちょっと切ない記憶の残る人なんですけどね。


長くなりましたが、さっき言った作中の二階堂晴信というキャラクター。

知ってる人が見ればすぐにわかりますが、この村山聖がモデルになっています。

キャラとしてはまったく違いますが、見た目がそっくりです。

見た瞬間、「あ!」ってなりましたから。

大袈裟かもしれないけど、村山聖が生まれ変わったというか。

ちょっとグッときましたよ。


そしてですね、主人公桐山零とこの二階堂晴信の対局シーン。

先崎さんが、故村山聖の唯一のタイトル戦の棋譜を使ってます。

正直、泣けます。そのエピソードだけで、この漫画を読んで良かったと思ってますから。


熱くなりすぎて長くなりましたが。

「三月のライオン」とあわせて「先崎学」「村山聖」のレヴューということで勘弁してください。

そして、この二作品と出会わせてくれたドドに大きな感謝を。





~「SKETDANCE」篠原健太・集英社~



いい歳して少年ジャンプ大好き!を公言する、俺と、

ここにもたびたび登場する蕨在住のさっちゃん(カイザーソゼ)が今最もアツいと一押しの作品。


ボッスン・ヒメコ・スイッチからなる、困ってる人を助ける部活「スケット団」の、

学園コメディー+ハートウォーミングな一話完結スタイルで少年ジャンプに連載中です。

基本的にはギャグで、それもきっちり笑えるんですけど、

ときおりホロっとくるようなエピソードを挟んでくるんですよね。


単行本を買わないとわからないのですが、この作品の画期的なところ。

一話ごとに作者がセルフレヴューを書いているんですよ。

最終巻の最後に書いてあるのはたまに見ますが、一話ずつというのは今まで見たことなかったですね。

その作品が好きだ、という前提だとは思うんですけど、それがいちいち興味深いんですよね。


実は俺、この作品は連載当初から知っていて、それなりに好きだったんですけど。

単行本を買ったのは、十巻が出た最近にまとめて、なんですよ。

だいたい買い集める漫画って俺の場合、昔のものでなければ一巻からリアルタイムで購入するんですけど。


ちょうどその十巻に収録されている内容をジャンプで読んでいたときに、あまりにグッときてしまいまして。

この内容が収録されている単行本が出たときにまとめて買おう、と決意して購入に至りました。

タイミング的にちょうどよかったんで、十巻の発売日から数日後、

ボッスンの誕生日である11月11日に購入、という気合の入れよう。

正直、この短期間で一気読みを二回して、十巻で二回泣いてますから。


ダメな人はダメだと思うんで、興味があれば時間のあるときに漫画喫茶ででも試しに読んでみてください。

そのかわり、一巻から読んでください。


ちなみに、俺とさっちゃんはお揃いでスケット団リストバンドを持っています。

来年からの11月11日は二人でそれをして、誕生日パーティーしようと思ってますから。









ということで。

今回はちょっと長くなってしまったんで、三作品で終わりにしときます。
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