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03/18/2006    ホテル・ルワンダ
山岡氏前述の映画「ホテル・ルワンダ」をやっと今日観にいった。

映画を観ながら、僕もまた山岡氏と同じように、ルワンダを訪れた時のことを考えていた。

丁度僕らが訪れた時ルワンダは、大統領選挙の真っ最中だった。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%82%AC%E3%83%A1

首都キガリの教会では集会が行われていた。にぎやかな音楽と共に、
次々に人々が壇に上がる。演説をする。

ルワンダはもちろん虐殺後も歩んでいたのだ。


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映画は素晴らしかった。ルワンダと国連やジャーナリストなどの立場を異にする者との関係、虐殺の恐怖、悲しみ、それに立ち向かったルセサバギナの素晴らしさが立ち上がってくる。

漂流帰路にも書かせてもらったように、僕は3年前虐殺記念館という、殺された人々の遺体を保管する場所を訪れた。

そこで僕は来館者のコメントに残されていた「PEACE!」という言葉に、途方も無い脱力感を覚えた。

それは、「無力感」とは少し違う。
それは、どこかの外国人の書いた「PEACE!」と書かれた言葉を、
ルワンダの人々はどう思うか、ということだったと思う。
恐らくそれを見たルワンダの人は、10年前の出来事と、その言葉との間に何の関係性も見出せなかったのではないだろうか?

虐殺のあった10年前にこの世に存在していた、他の国の人間の「PEACE!」という言葉は、当事者には全く届かない、むしろ怒りの対象になるようなものなのではないか、ということである。

その途方も無い距離感に、脱力をした。

"Million Voices"の流れるエンドロールを見ながら、僕は旅行後の自分の生活について考えていた。
恐らくルワンダに行ったことのない他の観客と、
行ったことのある自分について考えていた。

そしてその違いに何か意味はあるのか、と考え、
特に意味は見つけられなかった。

何はともあれ、素晴らしい映画である。
一見をお勧めする。
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