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むしろみんな忘れているのではないか。

そんなことすら頭をよぎりますが、とりあえずアメリカツアー記完結編です。





アメリカ最終日。

全てのライブを終え、日本に帰る日であります。


午前中に、ホテルで帰り仕度をして。

荷物をまとめて外に出て、一人で喫煙所でタバコを吸ってたんですけどね。


物凄い日差しのクセにカラッとして、不快感ひとつないこの気候。

この日はむしろ肌寒いくらいで。

短い期間ではあったけど、ついに今日帰っちゃうんだなあ、

見慣れてきたこのアメリカの景色も今日で終わりなんだなあ、なんて。

柄にもなくちょっぴり感傷的になったりしました。


そんななか、みんなも集まってきて。

クリスの運転で空港へと向かいました。


空港について。

まだ出発まで時間があってね。ロビーで談笑してたんですけど。

クリスがね、言うんですよ。

「この一週間は、人生で一番楽しかった一週間だった」って。

嬉しいこと言ってくれるよね。

この言葉を聞けただけでもこのツアーやってよかったって思いましたよ。


で、ちょっとして。

たっちゃんファミリーも見送りに来てくれてね。

たっちゃんがね、俺に「これ」つってCD渡してくれて。


ツアー中。酒を呑みながらああでもないこうでもない話してた夜。

たっちゃんとヒップホップの話で盛り上がったんですよ。

お互いの好きなアーティストの話で。

そして、その中に出てきた音源をmixCDにして作ってきてくれたんですよ。

別に「作ってくるよ」とも言ってなくて、いきなり持ってきてくれて。

なんかグッときちゃったよね。


そんなこんなで、たっちゃんの「ナイスガイズ」発言なんかも飛び出しつつ。

集合写真を撮ったところで、そろそろ出発の時間。

クリスとたっちゃんファミリーに別れを告げて。出国手続きへと向かいました。


ちょっと補足なんですけど。

帰りの飛行機。

4T+アキラ社長の五人はね、一度この空港から国内線で別の空港に向かって、

そこから晴れて日本へと飛ぶ飛行機に乗るって事になってて。

後からチケットを取ったショーン君、しろう、しいな君の三人はこの空港から直接日本に向かう便を予約してて。

彼等の出発はまだ先だったんで、ここから先は五人で行動したんですよ。



でね、手続きの列に並んだんですけど。

これがね、思いのほか混んでいて。

最初は、ちょっとやべえんじゃないの?なんて軽く言ってたんですけど。

列に並んでるうちに、「いやいや、マジでやばいぞ」ってな雰囲気になってきまして。

なにより、海外慣れしているうちの部長が「国内線でこんなに混むなんて想像してなかった」とか言ってるんですよ。

アメリカの地に着いて、さっそく空港職員に強気で出たあの部長が、この弱気発言。

これはマジで危険なニオイがプンプンですよ。


近くにいた空港職員に事情を説明してね、ちょっと列を横入りさせてもらって。

無事、全員手続きを終えたんだけど、それでも時間はぎりぎり。

間違いのないよう、職員に乗り口のゲートを確認してダッシュしたんですよ。


この空港、Y字になってて。

Y字の下から俺等が来るとすると、さっき説明されたゲートは左側の一番奥で。

もうね、平均30オーバーの大人が。人並みをかき分け全力疾走ですよ。

で、息を切らせてゲートに着いたんですけど。

様子がおかしい。明らかにおれたちが乗る飛行機のゲートではないんですよ。

焦って確認したらさ。Y字の「右」側の一番奥で。

距離にしたら300メートルくらいはあったでしょうか。

さっき以上のダッシュで、いよいよ正しい搭乗口にたどり着いたんですけど。



受付の黒人女性がさ。

めっちゃキレるんですよ。これでもかっていうくらいブチキレてるんですよ。

早口でまくし立ててるから正確には何言ってるかわからないですけど。

「おめーら、おせーよ!!」って言ってることくらいは俺でもわかるくらいキレてんですよ。

こんなにもストレートな怒りを異国でぶつけられたの初めてだったもんで、正直ショックだったんですけど。

それでも飛行機には乗らなきゃいけないわけで。

チケットを発行してもらって、飛行機で。

途中にいた、これまた黒人の男性が明らかに怒りの感情を露わにして、「Go,ahead!!」って。

みなさん知ってます?黒人がキレてんの、めちゃくちゃこええから!!


いざ飛行機に入って。

チケットにね、席番号書いてなくて。どうすんだよこれ、って思ったまま後ろへ後ろへ。

もうすでに機内はほぼ満員で。どこ座ればいいんだよって思いながら結局一番後ろに着いたとこで。

キャビンアテンダントが一人立っていて。

まるで犬でも追い払うかのように「前へ行け」っていうジェスチャー。

どうもね、空いてる席に座れってことらしく。

一緒にいたミッチーと離れて、空いてる席に腰かけたんですけど。


俺が座った席。

けっこう窮屈な三人並びの席の真ん中。

左も右も、若い綺麗な白人女性。

おいおい、これどっかのモデルなんじゃねえの?ってレベルの。

しかもね、どちらもすげえリラックスしてるんですよ。



やべえ。

こいつら、常連だ。

この常連に挟まれた、異国から来た小心者の、俺。



ピンチッ!!

マイベストピンチ、インディスツアーッ!!



さんざん怒られて動揺しているこの状態で。

しかも、俺が最も苦手とする綺麗型タイプのスタンド。

どうする?常連のやつらが物珍しい東洋人に話しかけてきたら?

目にもとまらないスピードで話しかけてきたら??


出ちゃうぜぇ~!!日本人特有の「苦笑いでとりあえずイエス!って言っとけ!」、出ちゃうぜえ~!!




「ハ~イ、どこから来たの?」

「イ、イエ~ス・・・」

「イエス!?どこから来たのか聞いてるのよ!?中国?それとも日本かしら??」

「イ、イエ~ス・・・」

「!?なに言ってるのかしら!?あなたってクレイジーなのね!」

「オ~ウ、イッツオーケー!・・・」

「ハハ!早いとこ帰ってママのおっぱいでも吸ってることね!!」

「イェ~、ファインセンキュー・・・」




だせえ!!超だせえ!!


いやね、もちろんその気になればこのくらいのコミュニケーションはとれると思いますよ?

たださ、この心理状態で、アウェイど真ん中のこの状況。

無理だぁ~!!これは無理だぁ~!!



もうね、そっこうで。

i-podのイヤホンを耳にセットして。

まったく読む気もない小説開いちゃったよね。





まあでも。

俺のこんなピンチなんて、彼等に比べたらどうってことなかったんだけどね。


動揺している俺だからさ。この時点では、思いもしなかったよね。



まさか部長とアキラが、この飛行機に乗ってなかったなんて。




ということで。

もう何年ぶりかわかりませんが。




続く!!

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