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アペイジオブパンク。

と、ゴロゴロ。





アペイジオブパンクってのは、ここでも何度か書いた事があるツトム君率いるパンクバンドね。

ゴロゴロってのは、別に腹をくだしているわけでも雷が鳴っているわけでもなく、

「GOROGOLO」と表記される、こちらもバンドなわけなんだけど。



この度ね、この2バンドが。

喧嘩をすることになりましてね。

喧嘩って言うとちょっと大袈裟だけど、真っ向から勝負するんだって。



そもそもの発端は、ツイッター上でお互いのバンドのリーダー(と俺は思ってるんだけど)である、

ツトム君とユウ君の考え方の相違による些細な議論から、であったんだけど。


だったらどっちが正しいか、音楽で白黒つけようぜ!ってとこまで発展して。

来る9月の22日に、高田馬場音楽館にて2マンをやることになったんですよ。

しかも、通常のライブではなく、セットを2つ用意して、交互に演奏をするスタイル。

2バンドの因縁は抜きにしても、やり方として面白いな、と思ってるんですけど。






初めてツトム君と会ったのは、うちのリーダーの前にやっていたバンド(SIDEGORI)の解散ライブで。


すでに4Tを組むのは決まっていて(当時はまだ直樹が加入するのは決まっていなかったんだけど)、

ミッチーと俺で観に行ったんだけどさ。

ライブが終わって楽屋に行ったとき、そこにツトム君がいて。

うちのリーダーに「良かったよ!」なんて言いながら、涙を流してて。

ちょっとね、びっくりしたの。「うお!この人、泣いてる!大人なのに、泣いてる!!」って。

それでね、その後に。その、傍から見たら感動的な場面の後に。


どのアーティストかは忘れちゃったんだけどさ。

あるアーティストについて話してて。

うちのリーダーがね「あれ、最高でしょ!」って。

で、ツトム君。「いやいや、あれ全然ダメでしょ!!」って。

真っ向から否定してるんですよ。


凄いな、と思って。

解散したことに涙を流すほどの仲なのに、正面切ってその友達の好きなものを貶している事に。


当時の俺は、本当に何もわかってないバカで。

感情が溢れて出てくる涙はきちんと流すべきだ、という事も、

仲間だからこそ、きちんと自分の意見を言うべきだという事も。

今でこそ当たり前の人生を楽しむ方法なんだけど、

その「当たり前」を学んだのはこの二人のこのやりとりだったと確かに記憶してるんですよね。






初めてユウ君と会ったのは、DASHBOARDの企画、ピンポンパンクで。


当時、バンドを始めたばかりの俺等はほぼ毎回のようにその企画に出させてもらっていて。

その対バンの中のひとつでGOROGOLOが出てて。

ライブが始まる前に、確かミッチーが「GOROGOLOかっこいいよ」って俺に言ってきて、

だからちょっと気にして見てみようって思ったと記憶してるんだけど。


ピンポンパンクって、当時も今も企画者である竹内君が「面白い」と思ったバンドを出しててね。

やってる事がかっこ良かったり面白ければ技術とか集客とか関係なしで。

だから、演奏が下手なのとかザラで、むしろそういうバンドの方が多かったりしたんだよね。


で、そんな中。GOROGOLO見てびっくりしたの。

すげえしっかりしてたから。演奏もそうだけど、やりたい事を明確にできてるそのスキルに。

ツトム君から「技術屋!」って言われてるユウ君は嫌がるかもしれないけどね、

ピンポンパンクでこんなにしっかりしたバンドがあるんだ!って、

モニターに片足乗せながら前のめりにシャウトするユウ君見て驚いたんですよね。


で、ライブ終わって、ミッチーに「凄かったね!超しっかりしたバンドだね!」って言ったら。

「あの左側のボーカルの子、たぶん年下だよ。」って。

当時二十歳の俺。マジかよ!あれで年下かよ!!ってさらにびっくりで。

でも、確かに我は強そうだ、なんて、なんとなくのイメージで思ったんだけど。



それからすぐにGOROGOLOは活動休止して。最近また活動を始めて。

ユウ君が音楽前夜社なる団体を結成して動いているのは知ってたんだけど。

最近になって初めてきちんと顔をつき合わせて喋る機会が増えて。

その物腰の柔らかさに驚いたんだよね。

全然イメージと違うじゃん!!俺の持ってた「我が強い」と全然違うじゃん!て。

いや、もちろん信念は持ってるんだよ。でも、なんていうかもっと攻撃的な人だと思ってたわけ。

俺みたいなセンスないやつはちょっと小バカにしてくるような。


ユウ君が変わったのか、俺の持ってたイメージが見当はずれなのかは定かでなかったんだけど。

つい最近、十年ぶりくらいにGOROGOLOと対バンして、自分なりにその答えは出たんだよね。


変わった。ユウ君は変わった。

前に見たGOROGOLOには無かったピースフルな雰囲気がそこにはあって。

あれから10年以上経ってるんだし、人として変わっていくのは当然なんだけど。

それでも、根っこのところ、人としての根幹である大きな何かが変わるのはなかなか無い事で、

それですらもしかしたら変わったんじゃないか、と思わせる空気があったんですよね。

変わったのか変わってないかは別として、そう思わせる何かがあったのは事実なんですよ。


ライブ中ね、ユウ君が。

「お前ら、ダンスの仕方知ってるのか!?」って、挑発的なMCをして。

客で見てたツトム君が「知らねえよ!教えてくれよ!!」ってヤジいれたんですよ。

そしたらユウ君、満面の笑みで。

「俺も知らねえぇ!!!」ってシャウト。

で、曲が始まって。

もうね、ブワァーーって気持ち上げられて。

ユーモアで、かつ感情的。

完全にこの日のハイライトだったな、と。








非常に個人的な意見ではあるのだけれども。

勝負する2バンドの長たる二人。

どこか俺と似ていると思っていて。

小心者、もしくは気使い屋と言い変えてもいいんだけど。

根っから喧嘩する事に慣れない人種である、と。

そういうところに共感するから、このやりとりも面白いなあ、と思うんだけど。



たぶん、同じ人種。それでいて、水と油の二人。

例えるならば、漫才と落語。

差し詰め、アペイジが漫才ならばゴロゴロは落語かな。

どちらも人を楽しませようとするマインドこそ通じても、選んだスタイルの違いでぶつかっているんじゃないかと。


彼等が相棒として選んだメンバー達は、もちろんそれぞれの個性を持ちつつ、

それでもこの二人の精神を正しく受け継いでいると確信しているわけでね。

同じマインド、違うスタイルの2バンドがどう戦うのか。


ちょっとでも興味がある人は、22日に見にきたらいいと思います。

当日はジャッジの人間を立てて、きちんと勝敗を付けるらしいから。

そんなライブなかなかないし、見とくのも手かなと思ってますよ。




近くで接している立場として、どっちが勝つのかはわからないですよ。

自分の満足するライブをすればね。

たとえ相手がどんなに凄いライブをしていても。

ツトム君なら「いやいや、オレタチの勝ちでしょ!」って言うだろうし、

ユウ君なら「今日はアペイジの勝ちですよ~」って言うと思うんだよね。



ただね。

二人にこれだけは言っておきたいんだけど。


勝敗が決まるその瞬間に。

客として見ている俺がでかい声で、


「こん平でーーーす!!!」


って言った時点で、その勝負はもう俺の勝ちだから。




敵は目の前にいるとは限らないから、足元すくわれないように気を抜くなよ、って事ね。

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