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ずいぶんと遅くなってしまいましたがこんにちわ2015年!
ひさしぶりに更新したホームページにも書きましたが、4/4に11ヶ月ぶりのライブをやります。
お時間ある方はぜひ遊びにきてください!

シンガポールは相変わらず暑いです。
毎朝会社に行く前に、唯一の日本語放送のラジオを聞くのですがそこで天気予報をやってまして。
大体「最高気温30度、最低気温は26度でしょう」みたいな。それが1-2度変わるだけで。
これは僕にもできるパターンだな、なんて。

そんなシンガポールにも季節があります。
簡単に言うと雨季と乾季。
雨が降るのが雨季で、雨が降らないのが乾季です。

雨季は11月頃から始まって、最近どうも終わりになったみたいです。
そんな雨季の話。


過去に雨季のアジアを旅したことはあったのですが、もちろん生活するのは始めての体験でした。
特に雨季に入りたての11月-12月頃のスコールはものすごくて、
少し「空気が変わったな、」と思った10分後には空は暗黒になり、
雷がこの世の果てのように鳴り響き、本当にバケツをひっくり返したように雨が降り出すのでした。

毎日毎日、東南アジアの本気のスコールを体験しながら、
はて、僕が初めてこのアジアのスコールに遭遇したのはいつなんだろう、
と考えたとき、思い出すのは2000年に訪れたカンボジア、プノンペンのトゥルースレン博物館です。
(博物館、という名称に違和感を覚えますが、当時ガイドブックにそう載っておりそう記憶してしまっている)

その博物館の展示の内容に関してはここでは割愛しますが、それを見学し終え、
心底疲れてしまった僕を待っていたのはつい今しがた降り出したかのような、容赦無いスコールだったのでした。
まさに泣きっ面に蜂、宿に帰れない、傘がない。
僕は呆然として出口の付近に座り込み、ただただがむしゃらに暴れるようなスコールをぼーっと眺めてました。

そこで話しかけてくれたのが当時14歳くらいの小僧さんでした。
彼は自分の生い立ちとカンボジアのその歴史から出家し、将来は先生になりたいと語っていました。
彼に請われ、僕は彼に日本語と英単語を教え、お互い片言の英語で会話をし、
そして彼から希望のコトバを数々聞きました。

そんなことをしているうちにいつしかスコールは止み、僕の落ち込んだ気持ちも少し晴れ、
彼と別れるときには、僕は少しだけ上を向いて宿に帰れました。

当時はもちろんFacebookなど無く、メールアドレスの交換、という手段も良くわかっていなかった。
だから彼とはその場だけ、その30分か1時間かの間だけ話をしました。

あれから15年が過ぎて、元気に生きていれば彼ももう30歳になっていると思います。
もしかしたら結婚して子どももいるかもしれない。
先生になっていればとてもうれしいし、違う道を選んでいたならそのストーリーをゆっくり聞きたい。

僕のこれまでの35年の、ほんの30分か1時間だけが偶然、彼とカンボジアで重なった。
でも僕はその後も時々彼のことを思い出した。
言語化できないほんわりした気持ちになりながら、違う国で同じようなスコールを見て、また思い出した。

そんな風に時々思い出す遠くの国のことが、個人的に好きだなと、
スコールを見ながら思っていた。

だんだん暑くなってきた。
乾季が来る。



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